悪方位は必ずしも凶ならず その2

   

悪方位は必ずしも凶ならず その1からのつつぎ…

方位の効力

 方位の効果というものは万人共通ではありません。
 運が強い人が悪方位を取ってもあまり悪いことが起きない場合もありますし、 方位そのものの影響をあまり受けない人もいます。 それから五黄殺だからといって必ず不幸になるともいえないのです。 五黄殺には「腐ったものの中から宝物が見つかる」という意味もあり、 他にも病気のときに本命殺を犯すと逆に元気になることもあります (これを目的に五黄殺や本命殺を犯すことはお勧めしませんが…)。
 つまり陰極まり陽であり陽極まり陰にもなるのです。 吉凶だけで判断できないところが占いの難しいところであり、面白いところであり、鑑定の醍醐味でもあります。    このように、人が感じる幸せと不幸とは占いで決まるものではなく、意志によって大きく変わってくるのが通常なのです。

悪方位に行くとき

 「仕事の栄転が決まったが、新しい職場と家は本命殺…」という場合が起こり得る筈です。
 栄転を断れるサラリーマンはほとんどいないといっていいでしょう。 社会生活上、悪方位だからといって必ず避けられるかというと必ずしもそうではありません。 そのような時どうすればいいのでしょうか。
 どうしても避けられない悪方位なら、覚悟をきめて渦中に身を投じていくしかありません。 「悪方位は必ずしも凶ならず…」です。それは苦労と苦悩が連続するかもしれません。 しかしその経験を修養の糧として、より大きな人間になるための試練と受け止めていくなら、 次は大吉方位に再栄転が決まるかもしれません。 立ちはだかる壁が高くとも勇猛心をもって乗越えるべきものであり、必ず吉運へ転ずるときがきます。 天は絶対に見捨てませんし、苦労なくして本当の成功はありえないのです。
 また社会的成功を収めるにはある程度生まれ持った刧や悪因縁の清算が必要なのです。 誰しも悪方位と知ってしまった以上、行きたくないというのが心情でしょう。 しかし、幼少の頃から全ての悪方位を避けていたなら、ほとんどの悪因縁やカルマ、 刧といったものが清算されずに年をとり中年または晩年を迎えます。 されどこの悪因縁や刧は生きているうちに清算されなければなりませんから、 年をとってからの病気や苦労は相当身に染みます。
 けれども同じ病気や苦労でも若い時ほど楽に乗越えられます。 誰だって若いときのほうが、体力もあるし困難に立ち向かう力もあります。
 人生挫折をしてそこから再起するにしても、やはり20歳代と40〜50歳以降とでは断然20歳代のほうが楽なはずです。 どんな人だって好き好んで苦労をする人はあまりいないのが実情かもしれません。
 しかし、若いときの苦労や苦悩といったものがその人の人格を磨き心の修養ができたなら、 より心の大きな人間、懐が深い人間になることは間違いないでしょう。 「若いうちは買ってでも苦労はするべきだ」という言葉がありますが占いの側面からも解釈同じことがいえるのです。

困難や苦労とは不幸ではない

 人生とは笑いも涙もあり、失敗もあれば成功もある。 山あり谷ありだからこそドラマチックな人生を送れるというものです。
 誰だって困難と苦労は好きではありませんが、そこから逃げてばかりいる人間は魅力のある人間ではなく、 器の小さい頼りがいのない人間である場合が多いです。 時には困難と分かっていても飛び込む勇猛果敢な人、 引き下がれないときには覚悟を決めて意を決して無理難題に挑む人を目指すべきです。
 人は経験した分しか成長しないものですから、目先の吉凶だけでなく人生の大局からみて判断すべきことが必要であり、 無論そのように志して生きるのが正しい人生観ではないかと思います。
 それに困難・苦労=不幸ではありません。占いを学ぶ人はこのところを見失いがちです。 これが占いに翻弄される人と、占いを活用していく人の大きな違いなのです。


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credit:NASA

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