占いの落とし穴 その1

   

占い好きが落ちる“穴”

 占いが好きな人が陥る落とし穴がひとつあります。
それは鑑定の上辺だけを鵜呑みにするという落とし穴です。
「ホロスコープで鑑定したところ相性バッチリ。縁も濃いからきっと結婚に結びつくよ。」
という場合でも別れるカップルはいます。それとは逆に
「最悪の相性だよ。幸せには程遠いし困難が多いよ」
と占い師にいわれても、何とか努力して幸せを積み重ねて上手くいっているカップルもいます。
そんなことから、「あの占い結果はなんだったんだろう…」
「結局、占いは当たるも八卦、当たらぬも八卦だ。信じるほうが馬鹿なんだ」
と否定する人が出てきたり、占い不信に陥ったりします。 そのような場合、大抵は占い師側に非がある時が多いようです。 占いに対する解釈や勉強不足、または相手への伝え方の技量不足などがそれです。

自動販売的な鑑定をする悪い占い師

 中にはマニュアル通りに生年月日を当てはめて回答をだすだけの人もいます。
占い師 : 「あなたの才能は○○です。」
お客様 : 「えっ、でも私はどちらかというと△△ですけど…」
占い師 : 「そうですか? ○○という鑑定結果が出ていますから、きっと○○だと思いますよ。」
お客様 : 「うーん、そうなんですか…?」
占い師 : 「鑑定結果にそう出ていますから、間違いないと思います。」
これが典型的な悪い占い師です。
 人の性格も運命もまた人生も公式どおりにいかないもの。 たとえ優れた西洋占星術であれ四柱推命であれ、生年月日を当てはめ星の配列を導き出しただけでは正しい答えは出てきません。 コンピュータ占いで的外れな鑑定が出てきた人も多いでしょう。 コミュニケーションが苦手な双子座生まれ、古典的保守的傾向をもつ水瓶座生まれ、気の弱い獅子座生まれもいます。 自動販売機的に鑑定結果は導き出せないところに占いの奥深さと面白さがあり、 またそういった部分で占いに対する誤解と曲解を多くの人に与えてやすいといえるでしょう。

占いにおける共時性

 また他にも、 「例えば戦争や飛行機事故等で同時に大勢が死んだら、その人たちのホロスコープや占いには全員死ぬ運命が共通に現れているのか?」 という疑問を持つ人がいました。答えは簡単で、“否”です。 ほぼ同時に同じ場所で死んだから全員同じ運命ではないか、と思われるかもしれません。 目に見える現象はみな同じですが、死に向かう瞬間の人生観、心の様相は人によって様々なはずです。
 身近な例を挙げれば結婚の時は分かりやすいはずです。結婚する二人といえども幸せいっぱいとは限らないということです。 愛し合う相手と結ばれて幸せのはずですが、現実的にはそうとは限りませんよね。 相手への妥協もあるでしょう、本音を言えばちょっと迷っている人もいるでしょう、 責任をとる形、財産目当ての野心的な結婚だってあります。 目に映る現象は幸せそうな結婚であっても、心の中は一概にはいえず様々な様相があります。
 占いとはその心の様相を表すものですから、物事の現象が同じだからといって占いの結果が全員同じになることはありません。 すでに結婚している方を鑑定していくと結婚の時期が、幸せの絶頂や喜びごと、物事の達成や新しい生活のスタート、 人生の転換期といった意味で出てくる場合もありますが、中にはケジメをつける、身を落着かせる、 責任を取る、苦悩の始まりといった意味を表している人だっています。 その時期が表れているのは人によっては入籍したときだったり、 または同棲を始めたときだったりと人それぞれというのが本当です。 ですから、飛行機事故で大勢が一度に死んだからといって、全員のホロスコープに死ぬという占い結果がでているとは限りらないのです(つづく)。


関連記事は下記から…

占いの落とし穴 その2
その他の話題やエッセイ、記事はこちらから…

credit:NASA

サイトマップ

リンクサイト

〜 本棚 〜